バッキング処理 (ターコイズのバッキング処理法)
2011.11.16 Wednesday 04:26
ターコイズはモース硬度4〜5で、宝石ほど硬くない。
半貴石と呼ばれる部類の石で、切断や研磨する時にクラックやウェブのあるものは
欠けてしまうおそれがあるため、デブコンというコンクリートの補強材を使い石の後ろを固めておく。
こうすることで、作業中のターコイズ欠損・割れをある程度防ぐことができる。
今回、ジムにバッキングについて聞かれたので私の方法をここに記しておくので参考にしてほしい。

使用するもの)
Devcon A(デブコン)・・・ネットで調べればいくらでもみつかる。
ガラス板・・・使い捨ての板でも、パレットでも混ぜることができればなんでもいい。
Waxed paper・・・ワックス ペーパー(パンを焼く時に使われる。その関係を検索すればいい)
割りばし・・・コンビニのお箸を使わないでストックする。(地道にためるのだ。)
ヘラ・・・金属のヘラを使用しているので、デブコンが固まる前に洗って何度でもリサイクル。
ティッシュ・・・手についたら、すぐにふき取るのだ。
珈琲・・・ま、のんびりやらんとね。気持ちの余裕が大事。
バッキング処理は、最終的に研磨して厚みを1mm程度に抑え全体の厚みを10mm以内にすると
きれいに見える。
ターコイズ4mm+バッキング剤1mmというのがいいらしい。(アクセサリーに取り付けやすい高さ)

バッキング処理するターコイズを用意して配置を決める。

ガラス板の上に主剤を割りばしで載せていく。(だいたい)

次に、硬化剤を混ぜやすい位置におく。 (主剤 5 : 硬化剤 2) できるだけ正確な量で。

混ぜる。(使用量を・・・。)
よく混ぜておかないと、硬化不良になる。(主剤と硬化剤の比率が重要)

ターコイズの後ろにミックスしたデブコンを盛る。

ワックス・ペーパーに軽く指で押しつける。

次のバッキング剤をよく混和する。

すべてのターコイズにバッキング処理する。

小さなターコイズの原石は、ワックス・ペーパーに塗り広げたデブコンに載せていく。

すべての処理が完成。あとは、一晩放置する。
硬化したバッキング剤は、糸鋸でもカットできるが刃がダメになる。
万能はさみでも切れるが、ターコイズ下のバッキングまで割れることがある。
石の切断機を使うと、サクサクと簡単に切れる(当たり前だな)

こうして、私の夜中の仕事は終わり。。。
静かに夜が更けてゆく・・・。
さあ、珈琲でも飲んで一休みしよう。
-for my friend Jim

結局、作業をしていたら朝になってました(−−;
ワックス ペーパーから、ペリペリ・・・という心地よい音と共に硬化したバッキング付ターコイズを
はがして完成です。
これをストーン カッター(WIZARD: Diamond Pacific CO.)で、切ったり
または、BIG FOOTや、PIXIE、GENIE(Diamond Pacific CO.)などの研磨機で
研磨することでカボションの制作ができます。
時折、ハンドピースで粉じんがすごくて・・・という話を耳にしますが、研磨は摩擦熱がでますので
ターコイズが変性する恐れがあります。ちゃんとした宝石研磨機の使用を推奨します。
(追記)
Clear Blue turquoise (チャイニーズ産を時にこう呼ぶ)なんて記載のあるお店(USA)で
仕入れる場合は、ハイグレードと記載があっても質の低いターコイズをつかまされますので、
ご用心ご用心。。。
半貴石と呼ばれる部類の石で、切断や研磨する時にクラックやウェブのあるものは
欠けてしまうおそれがあるため、デブコンというコンクリートの補強材を使い石の後ろを固めておく。
こうすることで、作業中のターコイズ欠損・割れをある程度防ぐことができる。
今回、ジムにバッキングについて聞かれたので私の方法をここに記しておくので参考にしてほしい。

使用するもの)
Devcon A(デブコン)・・・ネットで調べればいくらでもみつかる。
ガラス板・・・使い捨ての板でも、パレットでも混ぜることができればなんでもいい。
Waxed paper・・・ワックス ペーパー(パンを焼く時に使われる。その関係を検索すればいい)
割りばし・・・コンビニのお箸を使わないでストックする。(地道にためるのだ。)
ヘラ・・・金属のヘラを使用しているので、デブコンが固まる前に洗って何度でもリサイクル。
ティッシュ・・・手についたら、すぐにふき取るのだ。
珈琲・・・ま、のんびりやらんとね。気持ちの余裕が大事。
バッキング処理は、最終的に研磨して厚みを1mm程度に抑え全体の厚みを10mm以内にすると
きれいに見える。
ターコイズ4mm+バッキング剤1mmというのがいいらしい。(アクセサリーに取り付けやすい高さ)

バッキング処理するターコイズを用意して配置を決める。

ガラス板の上に主剤を割りばしで載せていく。(だいたい)

次に、硬化剤を混ぜやすい位置におく。 (主剤 5 : 硬化剤 2) できるだけ正確な量で。

混ぜる。(使用量を・・・。)
よく混ぜておかないと、硬化不良になる。(主剤と硬化剤の比率が重要)

ターコイズの後ろにミックスしたデブコンを盛る。

ワックス・ペーパーに軽く指で押しつける。

次のバッキング剤をよく混和する。

すべてのターコイズにバッキング処理する。

小さなターコイズの原石は、ワックス・ペーパーに塗り広げたデブコンに載せていく。

すべての処理が完成。あとは、一晩放置する。
硬化したバッキング剤は、糸鋸でもカットできるが刃がダメになる。
万能はさみでも切れるが、ターコイズ下のバッキングまで割れることがある。
石の切断機を使うと、サクサクと簡単に切れる(当たり前だな)

こうして、私の夜中の仕事は終わり。。。
静かに夜が更けてゆく・・・。
さあ、珈琲でも飲んで一休みしよう。
-for my friend Jim

結局、作業をしていたら朝になってました(−−;
ワックス ペーパーから、ペリペリ・・・という心地よい音と共に硬化したバッキング付ターコイズを
はがして完成です。
これをストーン カッター(WIZARD: Diamond Pacific CO.)で、切ったり
または、BIG FOOTや、PIXIE、GENIE(Diamond Pacific CO.)などの研磨機で
研磨することでカボションの制作ができます。
時折、ハンドピースで粉じんがすごくて・・・という話を耳にしますが、研磨は摩擦熱がでますので
ターコイズが変性する恐れがあります。ちゃんとした宝石研磨機の使用を推奨します。
(追記)
Clear Blue turquoise (チャイニーズ産を時にこう呼ぶ)なんて記載のあるお店(USA)で
仕入れる場合は、ハイグレードと記載があっても質の低いターコイズをつかまされますので、
ご用心ご用心。。。